気まぐれ日記

 
 普段の生活で,何かちょっとしたことがあったり,ちょっとだけ写真を撮ったりしたときに更新します.
 
2006/03    2006/05 過去の日記 
2006/4/30 (sun)
クジラフェスタ
 2日連続で金沢ドリームカーショー関係の仕事だったが,今日はところ変わって金沢港でクジラフェスタの仕事である.
 このイベントは,金沢港に調査捕鯨船が入港したのにあわせて,捕鯨船の見学乗船と鯨肉の販売をするというもの.

 で,港の岸壁でイベントが開催されている訳で,それに来るお客さんは海沿いの片側2車線の道から右折or左折で会場に入ろうとする.しかしここには一般向けの駐車場はないので,曲がろうとする車を直進させる.これが今回の俺の配置だった.
 ここの配置は2名.東向きから左折しようとする車と,西向きから右折しようとする車の対応に1名ずつ.で,左折対応は路肩に立てば距離が近いんで,ドライバーはすぐ気づく.そのためこちらは新人に任せた.
 問題は右折対応.右折レーンに入った車に「×→直進」の合図を出す訳だが,俺からの距離が遠いから,なかなか気づいてくれない.こちらを俺が担当した.

 俺はこのバイトを初めて丸2年.けっこう出来るようになってきたと思っていたが,今回の仕事は全くだめだった.ドライバーがこちらに気付いていない.ようやく気付いても,意図が十分に伝わっていないからややこしい事になる.こういう距離が遠い場所からの誘導には的確に笛を吹いて,明確な合図を出すことが必要なんだが,俺は笛の使い方が未熟だったらしい.合図も,信号灯を振ってたんだが癖が出て,わかりにくいと.
 隊長にキッチリ指導されてしまった.笛は短く,強く.俺の場合,合図は信号灯を使わないで手で示したほうが良いだろうと.
 相手が右折レーンに入る → 腕を交差して“×”(ピッ) → 指先を素早く動かして車を弾くように方向を示す・2回(ピッ・ピッ)
 少ししたら上手くいくようになったが,俺はまだまだやなと改めて反省させられる.

 ところで,この仕事してると石川県人の運転のヘタクソさに呆れる事が多々である.マナーが悪いとはよく言われているが,俺はむしろ下手なんだと思う.周囲の状況認識が甘いから合図出さず中途半端な車線変更するし,次に起こることを予測できないから,起こってから驚いて急ブレーキやらクラクションやら.とにかく先読みが出来てないし,運転にメリハリがない.
 どこのどいつが,片側2車線の道路でUターンするのに2度も切り返すか? 余計なものに税金つぎ込む前に,運転の特訓でもしたほうがいいんではないだろうか.
 まぁ,こういうと非常にわかりにくい運転のように思えるが,運転時に気をつけることは非常に単純.全て疑ってかかればよし.相手は自分に気付いていないと思えば間違いはない.

 まぁしかし,このイベントの来場者は家族連れが大半である.昨日のドリームカーショーで散々ヤン車の相手ばかりして精神的ダメージ大やったから,今日はそういう意味ではごっつ平和だった.力とか権力とか金をかざす輩は大嫌いである.


 金沢港に入港した調査捕鯨船・日新丸.7700tだそうな.さすが外洋を航行する船舶.でかいなぁ.
 見学したかった.鯨肉も食ってみたかったなぁ.


2006/4/29 (sat)
ヤン車ショー
 今日も昨日に続いてドリームカーショーの警備である.今日はイベント1日目.
 今日の俺の仕事は駐車場内の誘導.このバイトの中で最も多い仕事である.いつもどおり,手前から順に車を停めていく.
 駐車場の仕事自体は,完全に満車になることもなく,怒鳴られることもなく,至って順調だった.野球とかライブと違って,来場者の出入りが集中しないからだろう.

 ところで,昨日は良いところばかり書いたが,勿論それだけではない.
 ドリームカーショーと名がつく以上,ほとんどの人は近未来的な車がメインだと思うだろう.そんなわけで,来場者には家族連れやらカップルやらが結構いるわけである.カスタムカーの祭典と銘打っているから,ラリーカーとかGTとか,走り系の車と思う人もいるだろう.実際,ランエボとかインプもけっこう駐車していた.
 しかし,どうも妙なのが,車高短・でこでこエアロにスモーク,カチ上げのミニバンやらベンツやらレクサスやら,ヤン車・VIP系がやたら多いこと.こういうイベントがあれば,必ずこういう輩は来るものだが,どうも今回は比率が高すぎる.3割以上がこんな車である.

 何故だ? だったんだが,交代で会場内に入ったときにその理由が判明.確かにフェラーリとか,走り系チューンカーとか,ソーラーカーとか,妙な車とか,そんなのも展示されているんだが,7割近くがヤン車・VIP系なのである.
 昨日俺が担当した搬入ゲート周辺は正統派(?)が多かったんでそう思わなかったんだが,こら,ヤン車ショーだな.どこがドリームやねん!?
 出展されているのがヤン車ならば,それを出してるショップの店員もろくでもない輩が多い.昨日はゲートでパスチェックをしてたんだが,それにキレてきたり,勝手に締切扉の鍵空けて出入りしたり…最低限の約束事ぐらい守ろうや.


 まあ,そんなわけで,いろいろ展示してある車を横目で見られた訳だが,いいなーと思えたのはSUBARU・サンバー(軽トラ)のラリーカーとスターレットGTのチューンカーぐらいやな.昨日フェラーリとか見れたのは良かったが,あれも凄いとは思うが,いいなぁとは思えなかったし.
 入場料1200円の価値はない.


2006/4/28 (fri)
フェラーリを間近で拝む
 なんか前回はやたら重い話になってしまったような…今回は普通にバイト報告.

 明日から連休である.俺は金曜の授業がないんで,今日から休みである.連休となれば皆さんどっか行って楽しむんだろうが,その間に俺はガッツリ稼ぐ予定である.計6日.
 初日の今日は,金沢ドリームカーショーの搬入に関する警備でした.

 今朝の出勤時刻は8:00なんで,それまでに事務所に行って着替えておく必要がある.7:00起き.まあ,1限目授業がある日と変わらない.この仕事では遅いほうである.産展4号館に移動して仕事開始.
 午前中の仕事は,展示場の搬入ゲート周辺の搬入車両の誘導・整理と,車両進入時の注意喚起・無線連絡である.…しかし午前中はほとんど搬入はなし.いつもなら「暇だ」となるところだが,幸い今回は椅子を提供してもらえたんでまったりと.展示館裏で静かだし,日差しが暖かくて気持ちいい.新緑が綺麗だ.風が吹けば,桜の花吹雪.…かなり癒されてきました.春ってステキ.

 が,癒されていられたのは昼まで.搬入が増えてきて,仕事も忙しくなる.
 最初は何もない,ただのだだっ広い展示場が,気がつけばカーペットが敷かれ,仕切り壁が設置され,棚が置かれて物が並び,電飾でドレスアップされていく.そして車の搬入.はい,モーターショー会場がいつの間にやら出来上がり.
 こういうイベントの裏側を見れるのがこの仕事の面白いところ.しっかり楽しめました.

 だが,今回の仕事のお楽しみはこれだけじゃなかった.
 カスタムカーの祭典なんで,当然,ちょっと変わった車が搬入されるわけである.爆音轟かせながら,ランエボやらRX-8やらのカスタムカーが続々と進入する.ポルシェとかもいたな.ハマー H2&H3,ごつすぎるって.興味深かったんはボンネットがやたら膨らんだNISSANのなんか.最初はエンジンの上に座ったものが何かわからなかったが,ベルトでエンジンと連結されているあたり,スーチャーだろう.初めて見た.不調でエンジンがからかなかったのが残念.
 まぁ,いろいろと凄いものが搬入されてきたんだが,なんと,今回の主役が俺の担当のゲートから搬入されることになった.

 今までの車は普通の露天型トランポ(積載車)で運ばれて来たわけなんだが,17時過ぎごろだろうか,白い大型トラックが到着.4軸車輪で横開きのハードトップである.今までのトランポとは比べ物にならない立派なものである.なんじゃこいつはと思ってたら,主役搭載のトランポ.
 フェラーリである.
 珍しいと言っても,ポルシェとかハマーとかは時々街中で見かける.ランボルギーニも稀に見る.しかしフェラーリだけは見たことがない.
 実用性カチ無視の走行性能だけを考えて作られた外観は美しいの一言に尽きる.このデザインは日本車では絶対作れないな.
 コクピット(あえて運転席ではなく)も素晴らしい.これはもはや車の運転席ではない.カッコ良すぎ.

 で,このフェラーリ4台がトランポから降ろされ,自走で展示スペースまで移動する.
 イベント中は展示だけのフェラーリ4台が,1速だけとはいえ,目の前をエンジンをかけて走っていくのである.
 コクピットに乗り込んだドライバーがセレクターを回し,イグニッションスイッチを押す.
 甲高い轟音とともにV8やらV12やらのエンジンが蘇る.凄い音である.爆音を通り越して轟音である.それまでに搬入されてきた国産のチューンカーの重低音がどれもしょぼく感じられる.半クラッチで会場内をゆっくりと移動していくが,なんとも吹けのいいエンジンだ.まるでF1そのものである.
 あと,最後に降ろされた奴だけは随分と変わった排気音だった.他のフェラーリのような轟音はしないんだが,なんか歌ってるような,不思議な音だった.なんだったんだろう.
 その後,薬師寺保栄氏のランボルギーニ・ディアブロの搬入なんかもあった.1億円相当だそうな.これも凄かったな〜
 俺はこの類のスーパーカーに関して詳しい事は知らないんだが,それでも,その存在そのものが圧倒的だった.凄い車だ.

 今回の仕事は17時までの予定だったんだが,20時まで延長された.まぁしかし,ごっついいもの見れたから良しとしよう.
 仕事中で写真撮ったりできんがったのが唯一の残念.


2006/4/25 (tue)
JR尼崎線脱線事故から1年
 JR尼崎線の脱線事故から今日で1年だそうである.なんか1年経つのが早いです.
 あの事故を知ったときには,本当にありえないと事故だとしか思えなかった.安全性を第一に考えるべき公共機関が,競争力を重視するあまり,安全をないがしろにしかねない体制を作ってしまっているということに怒りを覚える.
 最近,公共機関の民営化が盛んに叫ばれているが,確かに革新は必要だろうが,ライフラインや通信,教育など,信頼性が求められる機関を無闇に民営化して競争を煽るのはどうかと思う.

 ところで,朝からラジオを聴いてると,事故から1年についての投稿があったりして話題になっている.
 で,その中で,パーソナリティが「自分があんな事故に遭ったら,どう転んでも前向きに考えることなんてできないと思うんだが…」と言いながら,3ヶ月入院している被害者の方と話をした時のことを喋っていた.
 その人は,「こんな時でもないと休めないしね.」と言っていたそうである…何故そんな風に前向きに考えられるんだろうかと尋ねると「命があるだけでも幸せと思わないと…」との回答だったと.

 この人の話には相当の共感を覚えた.

 俺は高校1年の夏休みに自転車での四国縦断旅を企画して,出発直後に転倒したことがある.転倒したときの速度は推定55km/h.自転車からまっすぐ前方に射出されて,アスファルト上で跳ねながら縦に3回転したらしい.
 この時,射出される直前に動きがスローモーションになって,走馬灯って言うやつだろうか,家族の顔が見えて,「ごめんなさい」の一言が浮かんだのを覚えている.真面目に死を覚悟したし,起き上がってまず思ったのは「あ,生きてる」だった.

 何よりも,“死にかけた”ことが怖かった.そして“生きてる”ことが嬉しかった.

 “生きている”のは素晴らしいことである.何だってできるのである.どうにでもなるのである.また次があるのである.
 あの事故の後,現在の俺のキャラクターは形成されたと思う.
 チョッとやそっと失敗しても,恥をかいても,死ぬことはない.どうにでもなるのである.
 ただ,ほんの少しの間違いで生涯を終える可能性もあるわけだ.だったら,思いっきり楽しんだほうがいいに決まってる.そして俺がここにいることを思う存分発揮したほうがいいに決まってる.

 短くてもいいから,太く生きよう.全力疾走で行こう.


2006/4/23 (sun)
ストリートダンス
 昨日は夕方から警備のバイトに入った.
 仕事内容は,金沢駅東口の地下広場の夜勤.育児関係?のパネル展示と書籍販売をしていたんだが,18:00で関係者が引き上げるので,そのあと地下広場が閉鎖される23:30までの番.

 大抵の夜勤ではテントの近くとかに車を近くに止めて,車内から番.たまに巡回.まあ,このパターンならラジオでも聞きながらできるので退屈はしない.
 ところが,今回の場合は人通りの多い地下広場である.ブース外周にチェーンを張った後は,全体が見渡せる場所で姿勢よく立ったまま.たまに巡回するが,基本,定位置に立ったまま動かない.人通りが多いから姿勢を崩すわけにはいかないが,しかし皆さん,立ち入り禁止はわかっているから通り過ぎるだけ.変なのが来る場所でもない.…ひたすら退屈である.
 とりあえず道行く人を眺めたり,巨大画面のテレビをそれとなく見てたり.(もちろん常に周囲に気をつけているが) …まだ10分しか過ぎてない.の繰り返し.駐車場とかは忙しいしよく動くから疲れるけど,時間経過は早い.しかしこの形の夜勤は時間経過がごっつ遅い.辛い.
 20:00には大画面テレビの電源も切られ,人通りも減ってきて,ますます退屈に.…まだ5分しか経ってない.

 ところが21:00頃からだろうか,広場の端になにやら若者が集まりだした.ラジカセとか持ち込んで.なんだろう〜と横目に見てると,なんかのダンスの練習に来たようだ.気がつけば20人はいる.ヒップホップ系の音楽と,路上でぐるぐる回るダンス.ブレイクダンスだっけ?
 ああいうのは漫画でしか見たことがなかったけど,ホントにストリートで踊る奴がおるんやな.監視と暇つぶしがてら横目で見てたんだが,ステップやら跳ねたり回ったり,あれはすごいね.俺がやったら絶対絡まって終わるよな〜.
 まあ,残りの時間音楽聴きながらになって退屈しなかったし,久しぶりに異文化っぽいもの見れて面白かった.街にはまだまだ俺の知らない種族が住んでいる.


2006/4/22 (sat)
でかい車
 開設当初と比べて,最近の日記はやたら長くなってる気がする.
 前回はえらく重くなってしまったんで,今日は軽めに.

 今日は昼から,夢考房の校用車の運転見極め(2回目)があった.内容は毎回同じで,3月に書いたとおり,グランビアの公道運転とハイエースのたこつぼ.
 俺は前回合格してるんだが,今のままだとボートプロジェクトで運転手は2人.これでは辛いんで,受験するプロジェクトメンバーの指導みたいなことをしてきた.他のプロジェクトでも,前夜から座学,朝から実技の教育をしていたところもあるらしい.どこも必死だ.


 たこつぼの試験の様子.
 このクソでかい車で,正方形の枠内に前進で入り,切り返しして前進で出てくる.ライン踏んだり,ポールに接触したりしたら即アウト.
 前代のハイエースの時よりたこつぼは大きくなっているが,車はそれ以上に大きくなったから難易度は遥かに上がっている.

 で,結果.ボートから5人受けて,2人は無事にたこつぼから出てきた.まあ,こいつらが受かってればなんとかなるだろう.


2006/4/19 (wed)
集合写真
 昨日は突発的サイクリングのほかに,いくつか出来事があった.昨日のに載せきれんかったんでここで.
 そのひとつ,夢考房プロジェクトの集合写真撮影について.

 夢考房では毎年,広報活動用に全メンバーが集合した写真を撮っている.まあ,メールでいつ写真撮影がありますよ〜協力お願いします〜と連絡があって,適当に集合して,製作物引っ張り出してきて,2FからT技師が「ほな撮るで〜」の合図で2〜3枚撮って終了.さて,作業に戻ろうか.…例年はこんな感じだった.

 今年もメールで連絡があった.夢のメンバーは皆,いつもどおり適当に撮るだけだと思って41に集まる.
 …あれ,いつもの正面入り口が使用禁止? 正面のガラスに天幕がかかってるし!?


 なんか大掛かりなことになってるし.
 手前の黄色いのがエコラン,右はフォーミュラーカー,奥がソーラーカー,その他諸々.

 この時点では,ほとんどのメンバーは興味津々だったんじゃないだろうか.そら,こんな風ないつもと違うことになってりゃ,そうなるわな.
 広報大好きのこの大学のことだし,まあ,今回はちょっと気合入れて集合写真撮ろうってところだろうか.なんでも,今回はしっかりした写真を撮りたかったんで,地味に有名なプロデューサーとカメラマンを頼んだのだとか.また無意味に金かけとるな〜こんなところに注ぎ込む前に,NC加工機でも増設して欲しいもんだ.
 この後,100人ほどのメンバーがこの成果物の間に入って,2Fから集合写真を撮ることになる.

 ところが,だ.奴等の暴挙はここから始まった.
 なにやらやたら細かく,口うるさく,鬱陶しい指示が飛び交い始める.
 まず,作業着やらツナギを着ていたメンバーは全員それを脱がさせられる.さらに服のセンスが悪いだの何だの言って,準備された服に着替えさせられるのが数名.一体なに考えてんだ? ここは製作現場だ.ファッションショーじゃない.
 この時点で,メンバーは互いの製作物に注意を払い,それらに適度に距離を保っていたはずである.ところが,詰めろの指示.人力飛行機とかソーラーカーのように軽量性を追及した製作物もあるわけで,不用意に人が接触すれば壊れかねないものも多々ある.各プロジェクト,それぞれに冷や汗物である.
 さらには,一度配置した製作物を,見栄えが悪いやらなにやらで除けるとか言い出す.なんだと? さらにその除けた製作物を撮影Staffが蹴る(過失だとは思うが).なに考えてんだ? 喧嘩でも売ってんのか!?
 さらに続く.ロボットとかプロペラだとか,比較的小さい製作物を持っているメンバーがいたんだが,まあ,それは普通だろうが,撮影小物と称して工具室から持ち出した大量の工具が渡される.鋸,ハンマー,ウォーターレンチ,電気ドリル,50mメジャー,差し金,エアホース,…鉄パイプ?,ヘルメット?…ただの危ない集団じゃねぇか.やらせも甚だしい.
 おまけに撮影は6時半ごろから始まったはずなのに,撮っては小言,修正,小細工の繰り返しで気がつけば1時間が経過.その間,メンバーは物持ったままだったり,中腰のままだったり…7時半ごろに一応の終了となったが,これは誰が見ても最悪の集合写真だろうな.まともな笑顔を浮かべてる奴なんていなかったはずだ.引きつった笑顔 or 怒り or 疲れ…

 いくら広報にいい写真使いたいからって,これは完全な現場無視だ.ろくでもない.やらせも甚だしい.プロのプロデューサーだかカメラマンだか知らねぇけど,俺たちはあんたらのアートとやらに加担しに集まったわけではない.自然体を撮らなくしてどうするよ.いや,もしかして自然体を撮れないから余計な小細工をするのか?
 まあ,この姿勢はこの大学にも往々にして言えることかもしれないが,まったくの現場無視.はい,これだけの設備をを準備しましたよ.成果が出てますよ.で,現場はどうか,ろくでもないことになってたりする.現場にいい環境を整えれば,設備的に多少の見劣りがしたとしてもすばらしいものが出てくるはずだ.強化する根本を間違ってるんじゃないだろうかと思う.


2006/4/18 (tue)
 ワークスを失って,不便さはあまりないと書いたが,それでも大きく凹んでました.俺は面白くないことがあったりしたらドライブにでも行って気を紛らわすんだが,その手段を失ってしまってどうしてくれよう…と.ついでに,とある人物を誘ってドライブでも行こうかと悪巧みしてたんだが,それもボツ.あ〜あ.精神的なダメージは甚大だ.

 まあ,そんなこんなで2週間ほど更新が止まってしまったんだが,ようやく更新する気力が出てきたんで一気に過去日記更新.ちゃんと生きてます.

 ワークスを失ったからって,以前からの一番の気分転換の手段,チャリは健在である.怪我して体が動かなくなったわけでもないんだし,上向いて行こう.
 てなわけで,チャリで走り回るにもいい気候になってきたんで,桜でも見に行くかとひとっ走りしてきました.

 今日は午後の授業がないんで,桜でも見に行くかと大学を出たのが15時.この時点では,犀川辺りまでの短距離でとどめておくつもりだった.

伏見川沿い(久安).桜のトンネル状態. 犀川沿い(若宮大橋の辺り).ノンストップで行こう.

 伏見川沿いの桜はすばらしい.川沿いに延々と咲き乱れてて,桜のトンネル状態になってて綺麗である.これはかなりの迫力物.
 犀川大橋の下流で犀川に出て,川沿いの自転車道を下る.ここは金沢に越してきてからはじめて走りに行った道である.河川敷を延々と走る自転車道なんで,ほかの交通を気にせず走れてなかなか気持ちいい道である.ところが,桜はパラパラとしか植わっていない.上流側は結構植わってて綺麗やのに,下流側はあかんなぁ.
 しかしこの辺まで来ると,久しぶりのサイクリングだし,気分がよくなってどんどん進んでしまう.特に止まる要素もないから,道に任せてどんどん走る.
 …気がついたら海まで来てました.桜見に来ただけとちゃうんかい.

 どうせ海まで来てしまったのなら,もう少し寄り道していくか.もうここまで来ると走る気満々である.天気もいい.どんどん行こう.
 てなわけで,海沿いに南下することに.ついでにどっかで桜咲いてないかな〜.

しおさいロード.どこまでも続く直線が気持ちいい. 松任海浜公園.あれ,風車がなんか変.

 金石から海沿いに松任海浜公園までしおさいロードを走る.この道はほんとに一言,直線.防風林と丸太を組んだ暴風柵の間を,どこまでも続くんじゃないかって勢いで直線である.普段走ってる道とあまりにも雰囲気が違う.大陸的な雰囲気が面白い.こんな道は気持ちいいな.桜じゃないけど,路肩に沢山咲いた小さな花と緑がいい雰囲気だった.ひたすら突っ走る.
 松任海浜公園で一休み.ここは,ワークスを駆ってよく来た場所だ.夕日を見に来たり,台風の海を見に来たり,冬の日本海を見に来たり… 
 最近では3月に夕日を見に来た.で,その時に風力タービンのブレードが一枚折れていたんだが,どうなったかと見に来てみれば,なんか変.支柱だけになってるし.間抜けだ.C-FRP製のブレードは交換でン百万円かかるらしいが,どうするんかな?

 この後は一路,大学まで走る.戻ってきたのは17時すぎ.2時間のサイクリングとなってしまった.走行距離:35km.久しぶりにいい感じに距離走ったかな.
 これからはチャリだ!


2006/4/17 (mon)
ある日の晩飯
 最近急にに暖かくなって,桜が綺麗である.
 桜といえば入学式のイメージが強いが,この大学の入学式が早いためと,太平洋側より少し気温が低いためか入学式に桜はない.で,授業が始まってめんどくせぇなあってころに満開なわけである.

 というわけで,大学敷地内の桜.

 ところで,土曜日にアクセラ乗りの友人を唆して,PLANT-3に買い物に行ってきた.俺はチョイ乗り的な使い方で車を使ってなかったんで,ワークスを失っても日常生活でそんなに不便を感じることはないが,月1〜2でドライブがてら買い物に行ってたのが行けなくなると,地味に不便である.
 で,そこで豚ももブロックを衝動買いしてしまった.こんなもので何を作るかって?

 豚肉の紅茶煮.
 別にネタ的な料理ではない.真面目に旨いです.時間はかかるが簡単やし.
 
作り方
  @ 鍋に豚ももブロックが浸るくらい水を入れ,湯を沸かす.
  A 沸騰したら,豚ももブロックと紅茶ティーパック1袋を入れ,弱火で1時間煮込む.
  B 漬け汁を作る【酢:100cc,醤油:100cc,料理酒:大さじ1,みりん:大さじ1】
  C 煮込みが終わったら,深めの器に肉と漬け汁を入れて漬ける.温かいうちは肉をまめにひっくり返す.

 作るのに時間がかかるんで,晩飯中に煮込んで,翌日まで漬けることにした.薄くスライスしてレタスとワカメとあわせて漬け汁をかけて食べる.

豚ブロックを漬ける ある日の晩飯.久々にしっかり自炊した.

 で,昨日から漬けてたのが今日の晩飯.よく味がしみ込んで旨かった.
 晩飯:米飯,卵スープ(戦闘糧食の残り),豚肉の紅茶煮とサラダ,小松菜の煮物,納豆,キムチ

 最近ようやく自炊できるようになってきた.2年まではしっかり自炊してたんだが,昨年は忙しすぎてロクなもん食ってなかったから.ワークス事故以降も外食が多かったし.
 まともなものをしっかり食えるってのは素敵.


2006/4/15 (sat)
山側環状線開通
 金沢東部環状線(山側環状線)の全線開通が今日である.
 こいつが開通すると,白尾(能登有料道路)−津幡(R8)−森本(北陸自動車道)−金大周辺−大桑−高尾−四十万(加賀産業道路)と繋がり,今まで大いに渋滞していた市内を通らず金沢を抜けることができるというもの.あと,身近なところでも印度屋とか第七餃子に行きやすくなるし,能登・富山方面に行きやすくなる…全てワークスが生きていてこその利なんだけどな.あ〜あ.

 おっと,また凹んでしまう.やめとこう.
 こんな風なイベントが何かあると,必ずといっていいほど警備のバイトが入る.やはりというか,この環状線の開通式で仕事してきました.

 この開通式は今回開通する区間の北端になる,金沢森本IC近くの開通前の道路上で行われたわけで,仕事内容は車両の分別誘導・駐車案内.こんな僻地に十分な駐車スペースがあるわけはなく,未開通の道路上に枠を切って駐車させる.VIPな方々は会場に近い場所,それ以外の関係者はちょっと遠い場所,一般は高架下.
 で,今回の俺のポジションは未開通部分と,既に開通している部分の境界部分.一応,ポリタン(黄色い円柱)で区切ってあるんだが,十分に車が出入りできる隙間があるわけで,一般車両を未開通部分に入れないことと,未開通部分に駐車する関係車が間違わないように誘導すること.ついでに今回は2人の新人の面倒を見るよう頼まれた.
 基本,関係車の誘導だけ.たまにイレギュラーが発生するが,冷静に対応すれば問題はない.終了間際,某TV局の車が開通部を逆走してびっくりしたくらい.まあ,今回は楽な部類だっただろう.仕事終了後に事務所に帰る途中で渋滞に引っかかって,タルかったぐらい.一般供用開始は17時なんだが,一足早く環状線通って帰りたかった.


 ところで,この仕事してるといろんなイベントの裏側が覗けたりする.今回は道路の未開通部分で仕事したわけで,こんな感じの高速道路チックな道路の本線上を堂々と歩き回れるわけである.こんな普段できないことができるのって素晴らしくない?
 …以前,知人にそんな話をしたら,「変人です」って言われてしまったんやけど.…それでも俺は非日常は素晴らしいと思う.


2006/4/12 (wed)
黄色くなりました
 以前少し書いたかとは思うが,夢考房(大学内の工場みたいなもの)のスタッフのバイトを始めました.

 俺は留年して2度目の3年生をやってるわけなんだが,親から生活費の3万ほど稼げと言われ,何かバイトをしなければならなくなったわけである.(今までの警備バイトは小遣い稼ぎ) しかし,融通の利かない飲食店系のバイトはしたくないわけで,となれば学内で何か探すしかない.となれば,もはや俺は住人と化している夢考房でのスタッフの仕事でもするかという流れである.あと,以前から事あるごとに誘われていたのもあるし,現在所属するプロジェクトの存亡が本気でヤバくなってきて,新たに定位置を求めたのも理由である.どうせ仕事するなら自分を生かしたいし.

 んで,その仕事内容について.
 簡単に説明すると,夢考房(工場)を利用する学生の加工相談に応じたり,工作機械の使用方法を教えたり,間違った危険な作業をしている利用者がいないか見回ったりといった加工相談・指導の類.それから,工具類のメンテナンスをしたり,整理・整頓など.さらに,利用者に近い立場から,使いにくいと思った点を改善するなどの施設運営に関わることもある.
…などなど.まだありそうだが,まあ,いろんなことをするわけだ.

 俺はいつもここにいるし,多少の加工経験はあるからそういう面では多少はわかるが,事務的なこととか,諸業務については知らないことはいくらでもある.
 まぁ,頑張って行こう.


 夢考房スタッフのユニフォーム → 通称:イエロージャンパー


2006/4/10 (mon)
ワークスよ,さらば
 ワークスが長い入院から帰ってきて,嬉々としていました.大学近くで偶然会った後輩によると,溢れんばかりの笑顔だったとか.うん.自分でも想像できてしまう.
 さあ,これでまた今年もあちこち行ける.とりあえず今の企みとしては…能登の“あばれ祭り”,人力飛行機のテストフライト,長野へ行く,など.ほかにもドライブの予定多々.

 と,嬉々としていたんだが,昨夜の出来事により一気に暗転.全ての企みは水泡に帰してしまった.

 事故.

 路肩に深い溝がある.その手前まできちんと蓋(というか舗装)がしてあるのに,そこから先は蓋はない.ガードレール・縁石の類はない.
 そいつは突然目の前に現れた.ブレーキは間に合わない.とっさに回避しようとハンドルを右に切るが,気がついたときには既に時遅し.間に合わないのはすぐにわかる.となると,何が何でもフロントを落としたり当てたりするのは避けねばならない.そんなことすれば下手すれば横転もありえるし,そうでなくとも“走る棺桶”がどうなるか知ったもんじゃない.
 そしてフロントは何とか路面を捕らえ続けたらしい.しかしリアからは嫌な打撃音が.衝撃はほとんどなかった.脱輪して縁に引っ掛けてしまったようだ.とっさに,左リアを破壊→リアが左に流れると思い,ハンドルを左へ切る.これ以上何かに突っ込むのは御免だ.
 案の定,車は左に流れる.そしてスピンで180°回って道路の中央に停止.
 停車したら即座に車外に出て状況確認.見れば,左リアがバーストしてる.位置がおかしいから,サスペンションが死んだか.それより気になるのはタイヤの前あたりから何かが大量に流れ出ている.ガソリン! 即行で手近な物を引っ張り出して車から離れる.爆発炎上は御免だ.

 今回の事故は恐怖とかはなくて,ヤッチマッタてな感じでした.怪我などは一切なし.
 この後は普通に事故処理.JAFと消防に連絡して,ついでに警察に調書とられたりして.まあ,完全単独の自損事故やし,ほかに壊した物もないし,警察関係はすぐ終了.この後どうするべきかとかの話しもしてくれたし,まあ,そんなもんだろう.ところで,パトカーに初めて乗ったわけだが,パトカーの後部座席ドアって外からしか開けられないんやね.事情聴取のときにとりあえず車内へってのはそんな理由があったのか.
 どうやら燃料系を潰してしまったらしく,ガソリンはほぼ全て流出.給油したばかりだから,25Lはあるだろう.ホント,火が出なくてよかった.
 現場の処理が終わってしばらくしてJAFが到着.レッカーで野々市のスズキディーラーまで移動して終了.JAF会員なんでまだ安くついたほうだが,それでもレッカー代6000円.そして財布の中には4115円.まけてもらってしまった.すんません.ここから40分歩いて下宿に帰る.事故は23:30で,結局全て終わって下宿についたのは2時すぎ.そして朝一でディーラーに顔出すか電話する必要がある.寝れんねぇ.どのみち,この精神状態で眠ることはできんのやけど.

 シャワーだけ浴びて,畳の上でごろごろして,朝一でディーラーへ.意外とあっさり話が通って,ほっとする.よくあるんやろか.


 明るいところで改めて見てみる.前から見れば大丈夫そうなんだけど…左リアがバースト,そしてデフごと後ろに移動.スプリングがなくなってるし.
 右リアもタイヤが突き出ている始末.さらにブレーキラインが寸断.プロペラシャフトがミッションから抜け落ちてる.そしてフレームが変形.応力集中で屋根に変形ができていた.ひどいなぁ.
 てことは,脱輪と同時にブレーキと後輪のトラクションは利かなくなってたわけだ.よく突っ込まなかったもんだ.

 昨夜家出る前に,何か変な予感はしてたんだけど,そんなときは駄目やな.
 てか,2006年になってから,ホント毎月何かが起こる.精神的にダメージ受けて,沈んで,ようやく浮上しかけたころに次.やってらんねぇ.ちなみに正月に引いた御神籤は“凶”で,「行動を起こすと悪いことが起こる」みたいに書いてあった.これだけ続いたら信じてしまうかも.

 「犬も歩けば棒にあたる」ならぬ,「ワークスも走れば溝に落ちる」? そして今日は初授業.最悪な新学期の幕開けやな.


 ワークスよ,今までヘタクソな俺に付き合ってくれてありがとう.そしてスマン.


2006/4/8 (sat)
イベント設営
 今日もまたいつもどおりの鬱陶しい雨.そして強風.本来なら外に出たくないような天気なんだが,今日はイベント設営のバイトをしてきました.
 この仕事はいつもの警備バイトの提携先の仕事である.朝7:00に警備の事務所に集合して,ワークスで設営会社の事務所に向かう.相変わらず朝早い仕事である.この天気だし,屋内の設営だったらいいのにな〜とか言ってたんだが,仕事は東部環状線開通イベントの設営.おもいっきり屋外である.あ〜あ.

 テントとかステージとかの機材を載せたトラックと,バンで現場に向かう.今回の開通イベントは4会場に分かれるらしい.てことは,設営も4箇所ですることになる.こら大きいイベントやな.
 俺たちの仕事先は東部環状線が浅野川を渡る橋の上である.現場にトラックが到着しだい,さっそく様々な機材を下ろしていく.テント,シート,机,椅子,ステージ,砂袋..etc.ホント,あのトラックによくこれだけ積めたなと思うぐらいいろんなものが載っている.
 どんどん下ろして,片っ端からテントを立てていく.この仕事してると,プロジェクトの大会とかで設営・撤収が妙に上手くなったりして.

 設営は着々と進んでいく.黙々と進められて,気がつけばテントはほとんど立っている.しかし今回は設営場所は橋の上である.そう,谷筋である.つまり,おもいっきり風の通り道なわけである.それが今日みたいに風の強い日となれば,状況は最悪である.
 テントを立ち上げようとしたときにとうとう問題発生.骨組みごとテントが飛翔.3人が足について,立ち上げたところだったんだが,左:弾き飛ばされる.俺:捕まえ損ねる.何とか右の奴が死守したから,3mほど移動しただけで済んだけど,やばいなぁ.風って恐ろしいわ.
 建てたテントには砂袋やらロープやらを掛けて動かないようにしてあるんだが,谷筋がうなりを上げて突風が来る.そのたびに足が微妙に動く.気がつけば砂袋が浮いてぶら下がってる.ロープはたるんでる.そしてとうとう,イベント会場なんかでよく見るポータブルのトイレが転倒.これ,明日までもつよな? 明日来たらテントはみんな対向車線だったりして.笑えないし.

 ま,こんなんで大いに風に困らされながらも,俺たち応援バイトは3時であがりでした.
 そして実は明日はここに警備バイトで来ることになる.

 事務所から再び俺のワークスに便乗して帰る.おつかれさまでした.山側環状ができたら能登方面に行きやすくなるな.ワークス駆って行こうかな.
 このときはまだ誰も,俺のワークスに乗るのが最初で最後になるとは思っていなかった…


2006/4/6 (thu)
ワークス帰還
 今日は大学の学期始めガイダンスでした.今年から俺は留年生クラスである.しかし案内を見てると,けっこう大きい教室でやるらしい.なんでだ? だったんだが,留年生結構多いらしい.約60人いるとか.てことは,機械系300人(くらいだっけ?)の2割が留年? 確率高いなぁ.
 眺めていると,どうも3つのグループに分けられそうだ.
  @ タバコ,パチンコ,バイト,(女?)…
  A ゲーム,引きこもり…
  B それ以外(夢考房人など)
 パラパラと夢考房人を見かける.結構おるんやね.夢考房もともとは工学の応用の場として登場したものなんだから,もう少し考えてくれてもよさげなんだけどなぁ.今の学長になってからは,“学生を遊ばせない大学”の名の元にどんどん忙しくなっていく.プロジェクト活動との両立は辛い.本末転倒じゃねえの?

 まあ,愚痴は言っても仕方ないんでこの辺で.
 今日,長らく入院していたワークスが車検から帰ってきました.1週間の予定やったのに,板金工場が混んでたせいで3週間かかってしまった.長かった…
 フレームの修理は仕方ないとして,それ以外にほとんど問題がなかったのがせめてもの救い.合計12.6万円でした.
  内訳:車検関係\33000,フレーム修理\36000,整備諸費\11000,諸費(税金・自賠責・リサイクル)\39000.
 結局,諸費用が一番高いやん.まだ,軽なだけましか.古い車なのにこれだけですんで助かった.また頑張ってもらいます.どっか行きたい人,誘ったらシャキシャキになって車出すと思うんでよろしく.まずは福井の天一かな.

 ところで,車検工場まではチャリで行って,タイヤ外してワークスに載せて帰ってきた.MTBはレバーを緩めるだけで前後輪とも簡単に外れるんだが,工場の人はこれが珍しかったらしく,2人して見物されました.「MTBはこうして電車に持ち込むこともできる」てな話してたら,「へぇ,都会の人はこんな風に自転車使うんや…」
 いや,決してそんなことはない.これは旅に行くときぐらい.まさか通勤電車に乗せやしませんよ.折り畳み自転車じゃないんだから.

 とりあえず,あのクソやかましいマフラーをなんとかしたいな.あと,Fタワーバーくらい入れたいかも.


2006/4/3 (mon)
無駄に疲れた日
 今日は大学の入学式でした.といっても俺には特に関係はないんだが,いつもどおりチャリで大学に行くと人に溢れてたわけである.なんや,もう俺が金沢に来て3年が過ぎてしまったわけか.早いなぁ.特にこの1年は無茶苦茶早かったように思える.彼らもまたこの苦労をするんだな.
 ん,入学式? …もう休みが終わりじゃないか.ロクにどこも行けんかったなぁ.作業進んでねぇ.

 ところで,今日大学へ行こうと鞄に物を入れていて気がついたのだが,あるはずの黒いポーチがない.時間がなかったのでその時はすぐ家を出たが,マズい,あれには通帳やら保険証やら,無くしたらシャレにならんもんが入ってる.んでもって,全速力で大学まで走ってミーティングに駆け込んだら,俺が出る必要のないもの.あれ,なんで居るん? てな反応されたし.これは俺に参加するように求めたT技師の勘違い.あ〜あ.

 となると,先刻からの懸案事項,ポーチの捜索.まずは鞄をひっくり返す…ない.速攻で下宿に戻って部屋の中を捜索…ない.
 最後に見たのは…おとといの戦闘糧食試食会! もしや暗闇の中で落としたか? 即行で山にダッシュ.おととい陣を張った辺りを捜索する.が,俺たちが野営した痕跡は何一つ見つけられなかった.うん,優秀だ…じゃない,さて困った.どこに行った?
 野営の後は家に返っただけだし,昨日は天気が悪かったからValorに買い物に行っただけ.ではValorか? 即行で山を降りる.店員に聞くが,届いていないとのこと.この辺からマジで焦り始める.
 とりあえず通帳を止めねば.近くの郵便局を思いつかなかったんで,再び大学へダッシュ.機能停止の手続きをする.

 やれやれ.とりあえず今できることはすべてした.まずいなぁ.もうすぐワークスが車検から帰ってくるはず.その費用が払えん.いや,それ以上にまずいのは,財布の中身.現在2000円.非常資金とあわせても8000円.通帳が出てこないと,干乾びるのは時間の問題やな.
 とりあえず届いていないか,交番に聞きに行ってみる.

 …あった! ただし,既に金沢中署に送られているとのこと.「これから取りに行きますか?」 そら,もちろん「Yes」だ.では4:45までに中署に行ってくれとのこと.「バイクですよね?」て聞かれたけど,いえ,自転車です.
 さて,交番を出て時計を見ると…4:17さて,間に合うか? 夕方のラッシュが始まりつつある街中を全力疾走.車邪魔だ.

 中署には4:40に到着.ふう,何とか間に合った.で,落し物係へ.
 落し物受け取るときって,中身とか詳細を伝えてから出してもらうものだと思ってたのに,名前と物を伝えたらすぐ出てきた.で,中身を確認して書類を記入.こういう時って,紛失届けと受け取り証に記入するんやね.まあ,とりあえず無事に戻ってきてよかった.

 落ちてた場所は…高尾の山の中.あちゃ〜しっかり野営した痕跡を残してたわけだ.それも住所・氏名つきで.

 本日の移動距離(チャリ)…約20km.まあ,たいした距離ではないんだが,そのほとんどがStop&Goの全開走行.それに,それ以上になんか無駄に疲れた.体力落ちてるのかな〜


2006/4/1 (sat)
戦闘糧食
 今日はエイプリルフールだそうな.まあ,そのネタでは日付が変わってすぐぐらいに知人に入院しましたメールが一件あった程度.
 ところが,何も嘘なんかに頼らなくても,やっぱりおかしなネタが発生してしまう.

 その発端は,昨日ALF氏から,賞味期限切れの自衛隊の戦闘糧食を大量にもらったこと.まあ,最初はSと山分けにしようかとか言ってたんだけど,ネタあればどこからともなく集まってくるのが夢考人.

 4人揃う・・・「どうせなら試食会をするか」→「誰の家でしようか?」→「どうせなら電気消して…」→「いっそ屋外で食うか!?」

 最終的に,“人気のない夜の山中で懐中電灯を頼りに戦闘糧食を食う”ということになってしまった.
 キャンプ用の携帯ストーブなんかを引っ張り出して,チャリ部隊4人で高尾の山に入る.ここらの林道はちょっと入ると森の中の闇に包まれ,人気もない.道端に陣を張る.月の光すら差し込まない森の中で懐中電灯だけを頼りに食事開始.てか,こんなときに通行人が来たらお互いびっくりやな.てか,なんて説明すればいいんやろう.

 ちなみにもらった戦闘糧食↓
  戦闘糧食U型/クラッカー(主・副食) 【内容物:クラッカー×2,ビーフハムステーキ,ポテトサラダ,卵スープ】
  戦闘糧食U型/やきとり(副食)     【内容物:やきとり,油揚げの味噌汁,はりはり漬け】
  山菜飯,五目チャーハン,豆ご飯

戦闘糧食U型/クラッカー(主・副食) 闇の中で食事

 製造元を見ると,山崎製パンとか日本ハムとか,けっこう普段からお目にかかるメーカーが多い.
 食品の大半はパックのまま湯煎で温めるもの.この糧食がどんなシチュエーションで使われるものか分からないが,湯煎ってことは火をおこして水を大量に使うわけで,戦場でそんなことしてていいんだろうか.まあしかし,栄養バランスとしてはけっこう努力されているように思える.
 で,味のほうなんだが,ビーフハムステーキはコンビーフみたいなかんじだった.ハム?だが,コンビーフと思えば問題ないだろう.ポテトサラダはコンビニ弁当とかに入ってるやつの味.これはいまいちだったが,まあ,可だろう.焼き鳥はどっちかっつーと鯖缶の味だった.まあ,旨いんじゃない.ご飯類はなかなかに旨いと思う.

 戦闘糧食と言うからどんなものかと思ったが,どれもなかなか旨いんじゃないだろうか.俺は一人旅でキャンプするときに似たような物を持って行くので,感覚としては同じかな.まあ,意外と旨かったと言うことで.10年ほど前に食った宇宙食のほうがよっぽどひどかった.
 ただ,やはり湯煎はいただけないな.それとも,いざって時にはそのままかじるためだろうか.てか,ホンマは戦場では夜中に照明とか火を焚いてはいけない.


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