気まぐれ日記


 普段の生活で,何かちょっとしたことがあったり,ちょっとだけ写真を撮ったりしたときに更新します.
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2007/10/20(sat)
デジカメ選びの難
 俺が今使っているデジカメはOLYMPUS CAMEDIA C-2040Zoom
 高校2年の秋に買った物で,6年前の機種だ.


 当然,スペックは6年前級だから,撮影画素数は200万画素,手ブレ補正やら顔認識やらって今流行の機能なんて何もついてないが,今までのところ,そのあたりは必要を感じたことはない.
 F1.8と明るいレンズに,ISO400ではノイズは気にならない優秀な処理エンジンにより,屋内や夜間の撮影でもフラッシュなしで撮れるのがありがたい.
 小さいとは言えないボディだが,それゆえにグリップがよく,これも条件の悪い撮影に強みである.
 そのうえ,露出補正はいつでも十字キーで設定できて実用的だし,絞り優先/シャッター優先/マニュアルの撮影モードがあるのもありがたい.

 しかし,やっぱり6年前の機種である.起動するのに5秒かかる,AFが遅い,レリーズラグが大きい,など,反応速度の遅さが問題だ.
 さらにもう一つ,使用しているメディアがスマートメディアで,最大容量でも128MB(撮影枚数150枚弱)しかなく,しかもそいつが\8000くらいするってこと.最近じゃ1GBのSDが\5000前後で買えるのに,これは残念すぎる.

 まぁ,そんな難点もある機種で,そろそろ買い替えたいな〜と思いながら6年目になったんだが,今月頭のStaffOB会で,OBの方が撮った写真を見て,新しいの欲しいが再燃焼しだしたわけである.
 俺は今のカメラの200万画素は必要十分だと思ってたんだが,OB会で先輩が撮った集合写真をみると,なんと集合写真なのに拡大すると個人の顔がきっちり判る.1000万画素ってのも凄ぇなぁ.高画素ってのも,こんな強みはあるわけなんね.

 そんなわけで,最近,こいつに替わる新しいデジカメが欲しいなぁ,と,探してるんだが,最近じゃ,F1.8なんて明るいレンズを載せた機種はない.
 ISO感度UP+手ブレ補正で対応しようって方針のようだが,高感度ではノイズが目立つし(6年前と比べればかなりマシだそうだが),手ブレ補正も対象が動く場合には無意味だ.

 まぁ,ない物は仕方がないから,ここは妥協して高感度撮影が実用的なものを探すとして,欲しい条件を挙げると↓
  ・ F2.8程度のレンズで,ISO800が実用的であること
  ・ 露出補正が簡単に操作できること
  ・ 絞り優先/シャッター優先の露出モードがあること
  ・ 28mm程度の広角(35mmフィルム換算)レンズが載っていること
  ・ ボディ寸法は今のカメラと同程度

 とりあえず現行機を調べたが,まずこれで,コンパクト機でマニュアル露出ができる機種ってのが限られてくる.
 この時点の候補が,Canon PowerShot G9,A650,Panasonic Lumix LX2,Ricoh Caplio GX100,Nikon Coolpix P5100,P50,

 ところが,28mm相当の広角を検討すると,Panasonic Lumix LX2,Ricoh Caplio GX100,Nikon Coolpix P50,の3機種になってしまう.

 ここから,いろいろと電器屋で実機を触ってみたり,ユーザーレビューを見たり,撮影した画像を見てみたりした.
 ところが,Lumixは撮影した画像の彩度が高く,不自然に濃い色合いになる.これは好みの問題なんだろうが,どうも好きになれないのである.さらに,28mm広角であるが,これは画像のアスペクト比を16:9というワイドモードで撮影した場合のみ.通常の4:3では34mm相当になる.光学ファインダー未搭載も気になる所である.

 Caplioは発色は非常に自然な感じで,液晶ファインダー搭載もポイントが高い.操作性も3機種で最もよく,日中の撮影には,これだ! って感触なんだが,残念なことに感度を上げると非常にノイズが多くなり,実用的なのはISO200までである.これでは夜間どころか,普通に屋内で使う程度でも不自由なレベルである.

 Coolpixは,これも感度を上げると画質に難ありで,さらにマニュアル露出対応ながら絞りが2ステップしか制御できない.

 なんか,F2支援戦闘機開発要求ばりのわがままだが,やっぱり譲れないんだな.
 コンパクト機でなければ選択肢はいくらでもあるんだが,そうなると今度はホントに大きくて,さすがに鞄に常駐させるのは困難になる.
 普段において,ふとした瞬間に,ちょっとこだわった写真が撮りたいってのになると,今のCAMEDIAのサイズが限界だしなぁ.

 28mm広角にこだわらなければ,PowerShotは発色も自然だし,高感度域も強いし,操作感もいいから,ワイコンと併用って手もあるんだけど…

 もしくは昼間専用機としてとりあえずCaplioを買って,夜戦用は後から考える…でも室内クラスで問題になるのもなぁ…

 フィルムカメラだと,レンズの性能と操作性でカメラを選んで,あとはフィルムの入れ換えで昼間から夜まで対応できたんだが,デジカメだとCCDも搭載されてる物で決まってしまうから,組み合わせで適時対処って方法が取れないのが辛い所.
 まだしばらく,新デジカメには遠い気がする…


2007/10/13(sat)
黒部峡谷
 土曜日に,先輩が富山方面にドライブに行くってのを聞きつけて,なんだかいつの間にやら便乗して富山に行くことになった.

 朝にはもうすっかり秋を感じさせる冷え込みだったが,綺麗に澄んだ秋空で,絶好のドライブ日和に.
 当初,聞いていたのは,元夢考房技師のT氏の所に遊びに行くってことだけ.

T技師の職場のマリーナにお邪魔する
秋空に海とヨットが映える
富山市街を路面電車が行く
金沢も以前はこんなんだったのかな

 T技師の所に突然の訪問を済ませた後,昼食に富山名物の黒〜いラーメンを食べて,本日のメインは黒部峡谷だった.
 黒部峡谷の入り口,宇奈月温泉に車を置いて,ここから黒部峡谷鉄道で峡谷へ入っていく.

 この鉄道は,黒部川流域の電源開発と,その後の施設保守のための資材運搬鉄道なんだが,そのうち宇奈月-欅平の20.1kmを観光用に開放したものである.
 客車は,屋根こそあれど吹きさらしのトロッコ列車.これが電気機関車に曳かれて断崖絶壁にへばりつくような線路を平均16m/hでゆっくりと進む.
 黒部峡谷の絶景を拝むのも一興だが,本来は電力資源の保守路線,ダムや発電所の施設をいろいろと見ることができ,電源開発と保守の大変さを見ることができるという意味でも面白い.

 さすがに時間帯が遅いといっても,行楽日和の休日.観光客が多くて,座席が山側になってしまったために峡谷の写真はほとんど撮れなかったが,トロッコ系の写真をいくつか.

笹平駅にてトロッコ電車が対向する
なんだが発展途上国の鈴なり列車みたいだ
黒薙駅から分岐する,関西電力専用線のトンネル
素掘りのトンネルがなんとも言えない雰囲気を醸し出す

 街中は暖かくとも,終点の欅平は峡谷を山深く入った標高600m.
 なぜか今日に限って上着を持ってきた俺は(行き先が峡谷であることは知らなかった)難を逃れたが,寒い.同行のY氏はかなり大変だったようで.

 20kmを1時間半のゆっくりしたペースで走って,欅平に着いたのは16:20.手前の鐘釣駅で温泉宿泊客がみんな降りるから,こんな時間では周囲にたいした観光施設のない欅平は閑散としている.
 静かに峡谷の雰囲気を楽しむにはもってこいだ.
 ここの河原には足湯があって,秋山の風で冷え切った体を温める.峡谷の急流の音と,自分たちの気配しかない.


 峡谷の底から奥鐘橋を見上げる.深い谷である.
 かの黒部ダムなんてのは,これよりさらに上流だってのだから,ほんと,電源開発には恐れ入る.

 欅平には1時間ほど滞在して,帰路につく.宇奈月に戻ってきたのは日の完全に落ちた18時半.
 それなりに資金を要したドライブになってしまったが,めったに来れない場所.たまにはこんなのもいいだろう.

 今回の黒部峡谷,現役の電力会社の保守用路線とあって,電力開発の難の端くれを覗き見ることができたのは面白かった.
 ただ,絶景の割にそれほどの感動はない.夏の穂高連峰縦走なんかと比べ物にならない気がする.おそらく観光地化されていることと,自分の労力を要せず楽にアクセスできるからなんだろう.
 日本人はお手軽観光が大好きだが,やっぱりホントの絶景は自分の足を使って見なければ,観得ないものなのかもしれない.


2007/10/11(thu)
安物買い
 先日,4年間使っていたLEDライトを失くしてしまった.
 以前のはCAT EYE EL-300.LED5灯で,小さいとはいえない物だが,街頭のない夜道でもある程度は路面が読める程度に明るい物だっただけに,失くしたのは痛手である.

 で,その後は警備バイトの仲間内で流行っている,春に購入した1.5WLEDのハンディライトを無理やり固定して使っていた.
 こいつは“路面を読む”どころか確実に“路面が見える”非常にに明るい物なんだが,照射角が狭すぎるということと,ゴムバンドでの固定はあまりにも不便なため,新たなライトを購入することにした.

 しかし紛失でってのが癪で,余計な出費は極力抑えたいもの.なおかつ,現状より明るくしたいって欲もある.
 そんなときのヤフオク,自転車用HIDとか,オフロードまで対応の超高輝度3灯とか,惹かれるんだがン万円は出せないし,50LEDとかの厳ついのもなんか消費電力の割に胡散臭いし,ほどほどに小さいく,明るそうな,LED19灯の物を\1365で購入した.


 で,こいつが手元に届いたのが昨日.
 試しに室内で点灯してみると,それなりに明るいようだ.
 ところが,早速,取り付けしようとして,いきなり問題に気付く.ハンドル径が太くて,そのままでは装着できない.

 ならばと,固定ネジを長い物に換えて,無理やりつけようとして,そこで作りの悪さに気がつく.
 標準の固定ネジ,短い+ネジの頭を削った物に,樹脂製のつまみを被せただけなのだ.一度取り付けようとしただけで,樹脂部分が破損してしまう.
 この,あまりにも当てにならない部品は諦めて,六角穴付ボルト+ワッシャで対応することに.

 で,なんとか取り付けは完了.
 しかし,マウントからライトが外せない.なんっつう出来の悪さ.どこの物かと思えば,中国製だそうな.
 そして光軸あわせのため,夜の屋外で点灯してみて,決定的な悪さに気付く.

 手元ではそれなりの明るさがあったのだが,光が拡散して,路面の照射光は以前のLED5灯のものと比べても圧倒的に暗い.
 何のための19灯かわからんな.これは失敗した.消費電力が多いだけやん.

 細部をよく見れば,レンズの取り付けネジもいい加減ですぐ外れるし,なんというか,さすが中国製としか言いようのない,残念な品質である.
 落札価格\210が納得の品質だ.安物買いの銭失いってやつだな.失敗した.

 やっぱ光学機器は,Made in Japan じゃないといかんな.


2007/10/8(mon)
競泳チャンピオンの倍速!
 大学の学園祭期間中,各プロジェクトはそれぞれ,自分たちの製作物の展示をする.
 んでもって,見学者への説明とかするわけだが,ここで相手は専門知識を持たないフツーの人.
 こんな相手に,わかり易く,しかも自分たちの頑張りを確実に伝えるには,それなりのテクニックが必要だ.

 特に俺たちのような人力ボートなんてのは,デモ運転なんて不可能な上,見た目も冴えない.スワンボートと言われてしまったりする始末.
 ここで見学者に興味を持たせ,引き入れ,その威力を理解してもらうのに使ったネタを.

 まず,人力ってのは小さい力だと説明.
  「2人が頑張っても,瞬間で1500W.これって,ドライヤー1台を動かす程度なんです.」
 で,造波抵抗(波を作るエネルギ)とか,船の走行には大きな無駄があることを説明して,水中翼船にすることで無駄を減らすとか,ちょっとややこしい説明.
 で,ビデオで水中翼走するシーンを見てもらう.
  「こんな風に浮き上がって,大きな抵抗になっていた船体を水面から引き離します」
  「100mを20秒.速度は約15km/h.普通の人が自転車で走るくらいの速度です.」
 大抵の人は15km/hって遅いと思うんだが,
  「競泳の世界チャンピオンの100mの記録は47秒,自分たちのボートは20秒.」

 大体こんな感じで,ほとんどの人は感心してくれる.
 まぁ,身近なものに例えるってのが説明の基本かな.


 しかし残念ながら,この学園祭での展示,見学者は例年,かなり少ない.
 展示場所が学園祭会場から若干離れているのも原因だろうけど,なんだかなぁ.
 今年は,例年と比べて若干説明し応えはあった感じだが,やっぱり暇な時間の方が長かった.

 今年は後輩もなかなかのトーク術を身につけてくれたりしたんで,ちょくちょく他所の見学もしてきたりもした.

学生フォーミュラーに参加しているプロジェクトのデモ.
やっぱり轟音とスピードの迫力はたまらない.
NHKロボコンに出場したロボットのデモ.
これも間近で見れるのは面白い.

 見学者数自体少なくても,やっぱデモやってるところは見物やね.
 ほかにもコクピットに座れたり,ロボットの操縦体験だったり,模型の製作体験だったり,いろいろと面白いことしてる.
 で,我がボートは… (あ,写真撮るの忘れた)ただ展示と動画じゃ,冴えないよなぁ.…デモするには100mの水面が必要.船系の宿命なのかなぁ.


2007/10/6(sat)
そこだけは変わってたまるか!
 今夜から3日間,大学の学園祭である.
 それにあわせて,バイト先である夢考房スタッフのOB/現役交流会があった.

 俺がスタッフになったのは昨年春と最近だが,それ以前から,1年でを人力ボートさせた時から,機械加工なんか知らないことだらけだったし,先輩のいないプロジェクトだったこともあって,当時のスタッフの先輩方にはいろいろお世話になっていた.
 利用者として加工を教えてもらうに留まらず,事あるごとにいろいろ首を突っ込んで教えてもらったし,食事や遊びにも連れて行ってもらったりもして,これぞ俺の大学生活!ってなくらい,このグループに潜り込ませてもらっていた.

 今回の交流会では,俺が1,2年の頃にお世話になった先輩方から,まったく初対面の大先輩まで,OBの方だけでも30名以上の参加となった.
 今までも近い世代では小規模な開催はあったそうだが,全世代集合は初だそうだ.
 以前大いにお世話になった懐かしい先輩中心に,いろんな先輩方と話ができたのは最高に楽しかった.

 しかしなんといっても,今とは比べ物にならないくらい強烈な先輩方,現役スタッフとの対比は話題に出たりもする.
 だが,後輩の猫郎氏が“夢考房級”の特製“ごめん”ケーキを作ってきたりすると,「やっぱりここは夢考房だ(馬鹿だけは変わらない)」と褒めの(?)言葉.そこだけは変わってたまるか!

 ※このケーキ,おおよそケーキとは合う筈がない,とある大学近隣の名物を内包している.
  完全に余興のはずだったのに,これが先輩の結婚祝いに贈呈なんてことになって,さぁ大変…   まぁ,“意外と”いける代物…だったそうだが.


 BBQの余興に,歴代の写真を集めたスライドショウが流された.
 懐かしい記憶との再開に,会場が沸く.

 先輩方の写真,みな輝いてらっしゃる.
 就職して,やれ仕事がどうだとか言う話をいろいろ聞いて,俺も半年後の身やなぁと思ったりしする.
 だが,このBBQの席では,先輩方もやっぱり夢考房人でしかないって事.
 こんな灼熱の空間に飛び込み,天一のラーメン並みの濃い縁ができたことは何事にも代えられない.

 あと半年,しっかり楽しむか.


2007/10/5(fri)
NC加工終了
 久しぶりに工業系っぽいネタをひとつ.

 例のボートの活動だが,今俺が担当しているのは水中翼の製作.
 重量160kg(乗員含む)の2人乗りボートを1.5kW(人力2人)の低出力で高速走行させるため,走行抵抗を小さくできる水中翼艇としているのだが,その際に肝となる部品の一つだ.

 俺が担当しているのは全重量の80%を受ける主翼.幅2mの水中翼に130kgがかかるから,強度と重量の関係でこの部分にはC-FRP(俗に言うカーボン)を使っている.
 素材に関するややこしい話はまたそのうちするとして,こいつの成型には,型を作ってそこにC-FRPを貼り付け,固まったら引っぺがすという方法で成型する.

 で,その成型手順だが,以前はこんな感じだった.
 @テンプレートに従って,パテを盛って,削って,オス型を作る Aオス型にG-FRPを被せてメス型を作る Bメス型にC-FRPを被せて製品を作る

 まぁ,分かりにくい話だとは思うが,とりあえず,これ,全部手作業なのだ.
 まずオス型を正確に作らないと,製品の精度がガタガタになるし,各段階で型の表面は顔が写るぐらいまで磨き上げないと,型として機能しない.
 で,これをやってるのが職人ならいいんだが,所詮俺たちは経験少ない素人である.いきなり綺麗な型を作ることは困難で,流体の教授に,「翼らしきもの」と言われてしまったりする有様.

 そんな,手間と時間と技術を要し,俺たちには敷居の高すぎるC-FRPの成型.
 それを簡単かつ確実にするため,2年前から始めたのが,NCフライス(プログラムで運転制御ができる切削加工機)でメス型を作ってやろうって方法.
 これならG-FRP成型の工程を省略できるし,3Dデータどおりの正確なメス型が製作可能だ.

PCから転送したプログラムに従って
自動運転で材料を削っていく
型材は1000×130×15のアルミ板(A5052)
2面に分けて,荒加工,中加工,仕上加工と削る

 3D-CADでメス型のデータを作成し,そこからNCの運転プログラムを作成して,プログラムをNC機に転送する.
 大学のNC機は古いもので,2軸同時の制御しかできないが,これでも等高線状の加工で翼断面を削ることができる.
 これで,怪しげな素人仕事の手作業とは比べ物にならない,精度の高いメス型ができる.


 しかし,このNCフライスでのメス型製作にも問題がある.
 それは,等高線状の段加工を曲面に近づけるためには,1回の切込み量を小さくしなければならず,全体を削るには時間がかかるってことだ.

 その作業時間だが,一面の荒削りに5時間,仕上げ削りに8時間かかる.
 その作業が合計8面あるから,(5+8)x8=104時間.
 作業ができるのは8:40-16:30(夏休み中),8:40-20:30(学期中の平日)
 それに機械の始動,材料の固定,清掃などが毎回あったりするうえ,機械を独占するわけにも行かず,しかも一面を仕上げる間は材料を外すことはできないなど,いろいろややこしい.

 そんでもって,そんな要素を含めると,結局,作業日数は21日,作業時間は162時間となってしまった.

 しかもプログラム運転を始めると,送り速度を調整する以外は眺めているだけ.
 自動運転なんだから,自動でやらせて欲しいところだが,この古い機械は安全装置がなかったりするため,見張ってなきゃならんわけだ.
 振動と騒音と油霧の中,一日中立ちっぱなしで眺めているだけ.はっきり暇である.これがまた,辛い.


 まぁ,そんなこんなでNCフライスに張り付いて,8月からやってた切削がようやく終了した.
 ホンマやれやれである.

 この後,サンドペーパーで等高線の段を削って,鏡面になるまで磨き上げる.
 まだまだ先は長い…

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