気まぐれ日記


 普段の生活で,何かちょっとしたことがあったり,ちょっとだけ写真を撮ったりしたときに更新します.
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2007/3/23(fri)
免許更新
 大学1年の冬に取得した運転免許,いつの間にやらそいつの一回目の更新である.
 2月から更新は可能だったんだが,悪天候やら,忙しいやら,なんだかんだで忘れれて,就活やらなにやらで最近は金沢と奈良を行ったり来たり.気がつけば3月も終盤じゃないか.
 水曜に奈良から戻ってきて気がついたのが,来週にはスタトレ+再びto奈良となると,いよいよ時間がないという事実.

 というわけで,この隙を突いて免許の更新に行ってきた.
 前回,免許の試験の時は,不便なバス便をあきらめて,チャリで15kmを走るつもりをしていたが,まさかの氷点下.凍結路面に苦戦して免許の試験を受けに行った.
 今回はさすがに車で行くのもありだったんだが,そこでハタと,俺の謎なこだわり発動.またチャリで行ってきました.(いや,センターのHPにも,自家用車は控えてくださいって…)

 今回は時間にも余裕がある上,天気もいい.適当にチャリで流して,走行距離15.3kmを0:48.まぁ,上々のタイムだろう.(3年前は1:30かかった)
 むしろ早くに着きすぎて,暇をもてあます.

 さすがに平日午後で無違反者の初回更新講習となると,受講者はかなり少ない.10人強ってとこか.
 1hの講義はなかなかに実践的なもので,退屈しないのはうまいやり口だ.

 それにしても,やっぱり石川運転の大問題事項,ウィンカーが遅い(ハンドル切ってから点灯)件について,指導があったんだが,なんとかならんもんなんかなぁ.
 一般的に運転が荒いと言われる大阪のドライバーが,石川に来るとこの件で苦言を呈するんだそうな.
 まぁ,とりあえずメリハリ,先読み,譲り合いの3要素が欠落してるんだと俺は思うんだが.

 まぁ,免許に傷つけんよう,気ぃ付けていきましょう. 
 

2007/3/16(fri)
Next step
 就活を始めるにあたって,とりあえず友達の勧めで2/19に説明会に参加してみた工作機械メーカー.
 その会社のめちゃくちゃ期日の短い書類選考を無事通過して,その次のステップへと進むことができた.

 今回は工場見学+先輩社員交流会+グループディスカッションと,なんともまた盛り沢山である.
 営業所みたいな施設前に集合し,バスで工場に1.5hかけて移動する.
 参加する面々,鉄道乗り継いだりして,すでに気合の入ったところだろう.…が,なんと俺は実家からこの施設まで徒歩10分.なんとも妙な気分である.

 現地に着いたら,軽く説明の後,工場見学.
 今までに大学のセミナーやら,夢考房スタッフの研修やらで既にいくつかの工場の見学経験があるうえ,普段から大学の工場で作業をしているってのは,こんなときに視点が定まってありがたい.
 …まぁ,副作用として,安全やら作業環境やらにやたらと目が行くって問題はあるが.この工場はそんな観点からも非常に配慮がなされていた.
 ついでに,“改善提案書”など,下からの意見提案も大歓迎な構成のようだ.

 その後先輩社員交流会と,昼食をはさんでいよいよグループディスカッション(GD).
 個別面接とグループ面接は大学入試のときの経験もあるし,大学で模擬面接したりしたから,何をするのかは大体分かる.しかし,GDってなんだ?
 リクナビなんかを見てると,3つの面接形態の中で,最も苦手と思う学生が多いのがGDだそうで,恐る恐る面接に挑む.

 始まってみれば,学生10人弱がテーブルを囲んで,一つの議題について討論して,最後に発表してください,だそうな.
 なるほど,討論ね.コレなら普段からボートやら授業やらでちょくちょくやってるから,何とかなるだろう.こんなとき,面倒でしかなかったグループ活動の授業が生きるわけだ.

 そしてお題は「未来の工作機械について」.
 カタログや,各自の知識や,先輩社員への質問から,現状の工作機械の問題点を見出して,コスト等については無視して構わないので,未来の工作機械を提案してください.だそうで.

 工作機械メーカーを受験するといえど,ほとんどの学生は工作機械を触る機会はほとんどないんだろう.せいぜい実習程度か.
 こんな時,普段から工作機械を使っている俺としては,ネタに困らない.
 加工速度や加工精度の向上に関するありきたりな提案ばかりで,目新しさに欠ける中に,“家庭で使えるクラスの工作機械”を提案してみたところ,これが受けた.

 さすがに一家に一台とは言わずとも,趣味でロボットを作る人や車をいじる人や,チューニングショップなんかでは,そこまでの高精度は求めずとも,手軽に使える工作機械を欲する人は多々いるだろう.
 まぁ,実は,俺が欲しいと思ってるそのまんまの代物なんだが.

 結局,このネタで引っ張ることとなって,最終的に発表したのは,レゴブロックのごとくユニットごとに運搬し,使用する場所でくみ上げるブロック式小型工作機械.
 必要に応じて制御ユニットやら,加工軸ユニットのアップグレードも簡単にできる,と.
 他班の発表のほとんどが,工場での使用を前提とした大型工作機械だった中で,この“一般向け工作機械”はなかなか異色だった.

 ともあれ,初・GD,無事終了できてよかった.これで結果はどうなんかな.
 工場の環境もいいし,ますます行きたくなる企業である.


 まぁ,しかし,さすがは世界のM社.試験を受けに来ている面々は,皆,回転が早い.
 俺の通う大学は,“入学偏差は低くとも,卒業は一流”を目指しているようだが,やっぱり格が違う気がする.凄い奴ばっかりだ.


2007/3/13(the)
激辛 in 金沢
 昨年7月に行った,夏バテも吹っ飛ぶ富山の激辛カリー店 タージ・マハール
 いよいよ予告どおり,金沢店開店だそうで,早速行ってきた.


 新しく開店した金沢店は,石川県庁の裏手.こじんまりとして,きれいな店だ.
 紺に紅に白,身近にある車総動員で,9人して押し掛ける.なんだこの予告なき団体客.


 グリーンカシミールカリー.星の数がおかしいのはマジです.R20指定!?
 死んでしまう可能性は事実です.単品ならなおさら.(右はタンドリーチキン定食)

 そしてオーダーはグリーンカシミールカリー×6.店員さんのテンション高めです.
 一口目から,上着を脱ぎ捨てて皆,悲鳴を上げつつ食べ始める.
 この時点で大本命は,柳静氏の激辛中華により,辛いもの耐性が高いと思われるヤシガニ氏.

 が,奴の容態は途中で急変する.一度脱いだ上着を着込む.寒いんだそうな.
 そして半分進んだ地点で奴は撃沈.マジで死んでしまう勢いであった.

 今回も数々の迷言が生み出され,意地によりグリーン完食は5名(6名中).
 店員さんも,開店早々にしていきなりこんな大量のグリーン完食が出るとは思ってなかったのか驚き顔.とりあえず適当な紙に猛者の記名を求められた.


 後日,レジ横の壁にはグリーン完食者の名誉あるメモの茂みが出現していた.
 ヤベェ,俺たちは何か先駆けになってしまったらしい.


2007/3/8(thu)
雪国より
 今年3回目のスキーを楽しめるかと期待して来た妙高高原だが,暖冬の影響で当てが外れて,2m級の豪雪地帯も地面が見えてるさま.
 今日はスタッフ研修最終日.学年別のグループ討議の最終発表なんかも済ませて,後輩たちへのメッセージを示し,昼前には妙高を後にした.


 研修施設を出発してすぐのところで,高圧送電線の保守作業をしていた.
 足場がないなんてどころじゃない.えらい作業ですな.


 さて後は,一路金沢を目指すのみ.
 研修も何事もなく無事終了し,お疲れ様でした…となるはずだった.

 ところがなにやら途中から雲行きが怪しくなってくる.
 昼休憩に寄った妙高高原SAで,雪が舞い始める.…そう,一昨日のような雨じゃなくて,雪.
 そらそうだ,ここは北陸,そして季節はまだ冬なのだ.

 …今頃になって雪国かい!

 途中,高速道路の路面にまでしっかり積雪が出始め,ただ乗ってるだけでも,バスが雪の上を走っている事実を感じることができるようになる.
 なんちゅうタイミングの悪さ.1日遅いっちゅうねん.

 まぁ,若干遅れはしたが,夕方には無事に金沢着.そこで待っていたものは…

 雪に埋もれたシビック.

 そういえば,雪に埋もれた車の写真は今冬初だ.…もう3月だぜ.
 どないなっとんねん今年の冬!


2007/3/7(wed)
謎多き街,小布施
 スタッフ研修2日目,昨日から,妙高高原にある大学のセミナーハウスに来ている.
 昨日は工場見学と,移動,そしてグループディスカッションと,なかなか忙しい1日だったが,今日は午後から半日,フリーである.

 妙高といえば豪雪地帯,例年ならこの時期は2m級の積雪があるはずで,格安で道具レンタルができることもあって,例年,この時間にはスキーに行く面々が多い.
 俺も今冬3回目のスキーを楽しめるかと期待したんだが,ところが今年はこの暖冬.スキー場の麓では地面が見えている.
 上のほうでは滑れないこともないようだったが,それにしても雪質は悪いだろうし,今回はスキーはなしとした.

 まぁしかし,半日セミナーハウスでゴロゴロしてるってのも癪なので,長野に観光に行こうということになった.
 とは言っても,こちらは主導権を握っているのは技師の面々.おじさま観光になるのは仕方ない.自分の車で来てればなぁ.

 で,来たのは長野北部の小布施とかいう小さな街.江戸時代には,栗で栄えた町だそうで,今は小京都とやらを目指した観光地になっている.
 しかしやっぱり俺たちが素直に名所巡り観光なんかするわけがなくて,とりあえず歩く.裏通りとか,変な所ばっかり入り込んで,変なものを見つけて喜んでいた.(それも観光といえばそうかもしれないが)


 なんてこともない,どっかの家の裏かなんかの空き地だが… →マウスオーバーで拡大
 軽四が集結しております.何か特別な催しがあるんでしょうか.  …謎だ.

 まぁ,ほかにもいろいろと突っ込みどころ満載な街だが,とどめがコレ.


 「まんない姫と小布施栗」 (全部見たい人はこちら →    
 表通りに紙芝居形式で立ててあった観光看板で,徳川家康公の時代,家康公が姫の嫁ぎ先の大名を選ぶ話から始まって,その嫁ぎ先が小布施で,その化粧料に栗を植えさせたところ,貧しかった小布施が栄えたってな話なんだが,結末がこのとおり↓

 …ええんかい!
 なんともよくわからん街である.

 ちなみに寝坊して研修に来れなかったnyarow250氏への土産は,土産物屋の地方の民話本コーナーでこわ〜い話とかにさりげなく混じっていた地雷.“
民話艶々ばなし” そんなもん,さりげなく置かんといてください.



 長野から新潟に戻る途中,妙高山を望む.
 雪ないっしょ.


2007/3/6(tue)
大企業と町工場
 今日から3日間,夢考房スタッフの研修である.

 研修の目的は,
  @ 企業の工場を見学し,安全について考える.
  A 夢考房スタッフの更なる向上について議論する.
  B 普段交流の少ないメンバーとの交流を図る.
 ってなところか.

 夢考房スタッフは,安全管理者代行の辞令の元に,夢考房の安全を維持する役割がある.
 そんなわけで,企業の安全管理について学ぶため,石川県内の企業の工場に見学に行ってきた.
 昨年は安全管理が徹底された県内トップクラスの大企業に見学に行って,気がかり報告など,企業で実践している様々な安全管理について見てきたそうである.
 夢考房の安全管理も,先輩たちがそういった見学によって知り,導入してきたものが多数ある.

 工場というと,所狭しと加工機が唸りをあげ,油まみれで,うるさくて,暗くて,危険で…というイメージを持つ方もいるだろう.しかし最近では,(特に大企業では)このような工場はなくなりつつある.
 機械は自動化されて防護カバーで覆われ,運転中は作業者が内部に触れる危険はない.切り屑や油も収集され,周囲に飛散することもない.そして作業・保管・通路とスペースは確実に分けられている.…ほんの一例に過ぎないが,安全対策が行き届いた工場ってのはこんな感じだ.

 しかし今年の見学先は,中小企業の部類に入る金属部品加工・組み立て工場.安全管理が十分とは言い難い環境の,町工場クラスの企業である.
 安全管理に優れた工場ばかりでなく,対策不十分な工場も見て,その危険について考える機会とする,ということだろうか.

 以下がざっと見て気になった項目
  ・ 作業者のほとんどが,保護眼鏡などの保護具を着用していない.
  ・ 工作機械に保護カバー・間仕切りなどがなく,巻き込みや破損物の飛散の危険がある.
  ・ 歩行帯と作業場所は分かれているが,歩行帯に加工物が置いてあり,通行に支障がある.
  ・ 換気が不十分で,工場内に切削油のミストが充満している.
  ・ アーク溶接の現場周辺が遮光されておらず,作業者以外の保護具をしていない人間に害が及ぶ危険がある.
  ・ 材料置き場で,高所の材料に転落防止処置がされておらず,転落の危険がある.
  ・ 通路に溶剤が大量に置かれており,危険.

 とまぁ,まだあるんだが,とりあえずこんなものか.
 その後,社長の話を聞くことができたのだが,大企業と中小企業の立場から来る安全管理についての話が興味深かった.

 最近では,事故が発生すると,即,会社の責任が問われるため,以前より遥かに事故防止に気を使う.特に大企業では,労働者が多い分,1件の事故が発生する可能性が高く,それを防ぐため費用をかけて安全対策を施す.しかし,小企業では相対的に1事故が発生する確率は低く,その確率に対して安全対策を講じる経費を捻出する余裕がないとのことである.

 確率が低いからといって事故が起こらないわけではなく,むしろそうすることによって事故の発生率は上がるわけであるし,そしてその害を真っ先に受けるのは現場の作業者である.当然,経営者もそのあたりは認識しているわけだが,対策を講じる余裕がない.
 結局,利益優先かと言ってしまえばそれまでだが,経営が成り立たなければそもそも意味がなく,これが中小企業の現実ってことだろう.

 改めて,安全を得ることがいかに難しく,自分たちの環境がいかに優遇されているかということを感じることができた見学であった.
 せっかくのその優遇された環境,夢考房を利用するメンバーも,自らふいにすることなく安全作業を心がけてもらいたいところだ.

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